ペット問題に立ち向かう!
ペット問題には、どうしても昨今のペットブームが付きまといます。
ビジネス重視の無茶な繁殖や、法整備、飼育者のモラル低下などが問題となっています。それらが近隣トラブルに直結している事は言うまでもありませんね。
その中でスタートである動物取り扱い業者に登録制の義務負わせるよう、2年前に動物愛護法が改正されました。極端に言ってしまえば、数十年前に比べると業者からの購入によるペット飼育が増えています。
ブームによりペット業者が乱立し、無理な交配をさせる悪質な業者も増えていました。そこで届け出制から登録制に移行し、登録の許可なく営業する事ができなくなり、悪質な業者に対して業務改善や停止などを命じられるようになりました。
数年前、ペットブームで沸き立っていた頃に、ニセ血統書付きの動物が出回っていました。少し調べればわかる粗悪なもので、それでも初めてペットを飼いはじめる飼育者にはわからず、テレビのニュースなどでも話題になっていました。
将来は登録制から、更に定期的な研修を導入した国家資格のような厳しい許可制になると良いかも知れませんね。
ペット飼育者の意識改革
ペットは法的には「物」(厳密に言えば動産)になりますが、そこに命があります。心無い飼育者による遺棄や虐待は近隣トラブルを飛び越え社会問題にまで発展しつつあります。溺愛による肥満も虐待と位置付けられるかも知れません。
流行に乗る事が悪い訳ではありません。今までペットを飼育する事によって得られる幸せに気付かなかった人もいるでしょう。ですが、やはり大きな責任を背負う事を軽く考えている方も多少なりともいるからこそ、近隣トラブルがあると言えます。
飼い始めてからの躾や管理はもちろんですが、その前に動物・種別の特性や習性などを勉強する必要があります。更に、トラブルを避けるため、飼い始める前に近隣への挨拶をした方が良いかも知れません。
許可を得るなどと大げさなものではなくとも「これから○○(動物)を飼おうと思っていて、ご迷惑をおかけするかも知れませんが、当方も厳しく躾ますので宜しくお願いします」といったような挨拶をしておけば、受忍限度を上げるなど近隣トラブル回避になるかも知れません。
法整備の重要性
厳しい罰則を設けた法律は、何よりの抑止効果があります。
海外では無駄吠えが続けば飼育者への罰金・懲役刑などがあります。日本ではどうかと言うと、飼育規制はあっても、他人が飼育しているペットによる実害などは民事になり、それによる損害が立証されない限りは賠償請求もできません。原告が敗訴するケースも珍しくないようです。
やはり、日本は動物愛護の念が若干低いと言えます。厳しい法がもたらす効果は、飼育者の意識改善です。誰だって罰金や逮捕は免れたいので管理の徹底をするでしょう。それはペットの健全な生活に繋がる事にもなり、近隣トラブルから飼育者もペットも守る事になり得ます。
10年前に比べると、動物保護法が改正され動物愛護法になり、更にその動物愛護法も改正されています。諸外国から見れば遅いかも知れませんが、少しづつ改善されています。
近隣との付き合い
団塊の世代の引退により、ペットブームは更に拍車がかかると言われています。もしかすると近隣トラブルは増加するかも知れません。
近隣トラブルの多くは、コミュニケーション不足から来ると言われていますが、今まで静かに安穏と暮らしていたのに、突然隣の家で犬を飼い始めたらどうでしょうか。飼育を始めるほとんどの人は子犬からの飼育になると思います。仮に躾をしようとしても、人間の子供も同じように遊びたい盛りで、言う事を聞いてくれないかも知れません。
そうなると今までコミュニケーションがうまくいっていたのに、煩わしくなり、やがて険悪になるとも限りません。
実際、そういった事例はあります。普段のコミュニケーションに増して、近隣に理解を求める事やペットの管理強化などをする必要があります。ペットは可愛いからというだけの理由で飼えるほど簡単ではありません。ペットを飼うという事は近隣との付き合い方も変わると思うぐらいがちょうど良いかも知れませんね。
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