鳴き声のトラブル
ペットのトラブルで一番多い事例と言えば、やはり犬の鳴き声が挙げられます。更に近隣トラブルで一番多い『騒音』という事例の中にも、犬の鳴き声がトップの中の一つに挙げられています。
「ペット」「騒音」という別カテゴリーでトップに挙げられている犬ですが、もちろん犬には何の罪もありません。
中には犬が大嫌いで、少しでも鳴き声が聞こえただけで不快に感じる方もいるかも知れませんが、大抵は長時間に渡る無駄吠えが原因です。『犬に無駄吠えは無い』と仰る愛犬家さんもおられますが、長時間に渡って吠え続けるのは犬の特性上、異常といわれています。
吠えるほど良い番犬と言いますが、道を歩いていて犬を飼っている家の前に差し掛かった時に急に吠えられて驚いた経験がある方も多いと思いますが、それが何よりの証拠です。
人(犬からすれば不審者?)を発見して初めて吠え、無視してしばらく歩けば(犬から遠ざかれば)吠える間隔が長くなり、その内何も聞こえなくなるのが普通の犬の反応だと思います。
異常を感じる(何かを訴える)ために長時間吠えています。これを躾ない飼い主さんも異常と言えるかも知れません。
無駄吠えする原因
犬が無駄吠えをする原因は様々あります。運動不足だったり、寂しさからだったり、健康状態であったり。いくら大人しい習性の犬でもストレスが溜まれば吠えます。
この原因を探り、解決するのがペットを飼う飼い主さんの義務であり、これは広義的に法律で定められています。(動物愛護法第五条)日本では見た目の良さが人気を左右するので、あまり習性や特性などを知らずに飼ってしまう人も多いようです。その愛らしさでCMでも見られるようになったチワワなどは、縄張り意識が強く攻撃性も高い、本来は勇猛な番犬です。
同じく日本で人気が高いミニチュアダックスフンドなどは優秀な狩猟犬で、日中での騒音受忍限度の目安とされるのが55〜60デシベルに対し、90デシベルで吠えるという結果が出ています。
まずは犬の特性、更に種別の特性を勉強する事が近隣トラブルを避ける最初の一歩でしょう。愛するペットの慣れた鳴き声が騒音にされてしまう事だけは避けたいですよね。
買主の管理
海外では日本よりも明確に『無駄吠え』という意識があり、正しく適切な環境であれば無駄吠えはしないという認識のもと、飼い主の管理能力が厳しく問われている所が多いようです。
アメリカでは犬の鳴き声に対する条例での規制が広がっており、ある州では隣接する住宅から規定数以上の苦情があれば即罰金となったり、またある州では度重なる罰金にも関わらずに是正しなかった場合は犬を撤去、更にある州では懲役刑もあるそうで、動物愛護の念が強いアメリカらしく厳しい規制があります。
確かに日本は海外諸国に比べると、法規制が整っていませんよね。ペットによる騒音訴訟が増えてきている昨今では、この法整備が多くの近隣トラブルの解消になるとは思うんですが。
ただ、都道府県によっては飼育規制がある地域もあるそうで、規定数以上の犬猫を飼育した場合は罰金または懲役という、ペット問題という点に関しては海外でも類を見ない厳しい条例もあります。鳴き声そのものに関する条例は無いものの、日本でも徐々に気運が高まってきているのかも知れません。
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